うれしいニュースです。
日本で初めて開催された聴覚障害者の国際大会=デフリンピック、25日は女子バレーの決勝戦が行われ、日本はトルコと対戦し、見事優勝を果たしました。
鹿児島県阿久根市出身の尾塚愛実選手も出場し、日本の2大会ぶりの金メダル獲得に大きく貢献しました。
井上彩香キャスター
「多くのバレーファンで会場は熱気に包まれています。尾塚選手は今回が3回目のデフリンピック、メダルの色は何色になるのでしょうか」
阿久根市出身、28歳の尾塚愛実選手。
実は大会前にこんな話をしていました。
阿久根市出身・尾塚愛実選手(28)
「東京大会で一区切りとして、(代表活動を)引退することを決めました」
2016年から代表として活動してきて10年目、今回が集大成の大会です。
客席には阿久根市から駆けつけた両親や兄の姿も。
父・禎久さん
「いよいよだなと思って、姿を見るだけで胸がいっぱい」
母・美奈子さん
「今朝(尾塚選手から)『やりきる』ってメッセージが来てました」
いよいよ決戦の時。
緑のユニホーム・日本と赤のユニホーム・トルコの金メダルをかけた戦い。尾塚選手はベンチスタートです。
日本は第1セット、3番・平岡選手のパワーのあるスパイクなどで優位に試合を進め、第1セットを先取します。
しかし、第2セットは日本が追いかける展開に。
そこで尾塚選手がリリーフサーバーに送られます。
家族
「あいみー!!!」
なんと、ここから日本は4連続ポイントで逆転!
尾塚選手のプレーで流れが変わり、第2セットも連取します。
続く第3セットも会場の大応援団の声援を力に変えて全員バレーで挑む日本。
そしてー
日本が前回大会優勝のトルコをストレートでくだし、2大会ぶりの金メダルに輝きました。
兄・瞭輔さん
「『よく頑張ったな』って伝えたいです」
母・美奈子さん
「初めて『よくやった!』って言ってあげようと思ってます」
阿久根市出身・尾塚愛実選手
「いっぱいけがとか病気もして苦しい時期もあったんですけど、それでも最後まであきらめずにバレーをここまで続けられたことが…いっぱい自分をほめたいです」
小学3年生でバレーを始めてからずっと走り続けてきた尾塚選手。
本当にお疲れ様でした!