仙台牛のブランド力を向上させようと、仙台市中央卸売市場では、若手の生産者が育てた黒毛和牛の競りが行われました。
ずらりと並んだのは県内で育てられた「黒毛和牛」。
仙台市若林区の仙台市中央卸売市場で行われた競りでは、出品された黒毛和牛の枝肉が、仲買人に次々と競り落とされていきました。
11月26日に競りにかけられた37頭のうち、35頭が仙台牛に格付けされたということです。
またチャンピオン賞となったのは、JA古川に所属する34歳の生産者が出品した牛肉で、1キロ当たり2716円の値段が付きました。
JA全農みやぎでは、仙台牛のブランドを未来につなげようと、50歳未満の生産者の集まり「仙台レボリューションズ」を組織していて、今回の競りは、そのメンバー限定で行われました。
JA全農みやぎ畜産部 生産販売課 畑山和夫課長
「(出品者は)これからの畜産食肉業界を支えていく方たちですので、購買者の方も頑張って値段を出していただけたのかなと思っております」
26日に競りにかけられた仙台牛などは、熟成期間を経て早ければ2週間ほどで、県内のスーパーなどで販売されるということです。