季節外れの厄介者です。
本来なら春に多いはずの黄砂が、まもなく本格的な冬を迎えようとする中で飛来してきています。
11月27日夜から28日未明にかけてがピークとみられ、注意が必要です。
田淵木萌記者:
「午後1時の松江市です。あちらの山を見てみると、黄色く霞んでいるように見えます。その手前の嫁が島も心なしか霞んで見えます」
午後の松江市。
黄砂の影響でしょうか。若干、視界が悪くなっているようにも見えます。
車には黄砂が付着しています。
「黄砂」は中国大陸で舞い上がった砂ぼこりが上空の風に乗って日本まで飛来する現象です。通常は偏西風など強い風が吹く春に多く飛来しますが、2025年は中国大陸で雨が少なかった影響で、この時期にも飛来しているといいます。
松江地方気象台によると、26日は黄砂を観測していないとしていますが、27日夜から28日未明にかけてピークとなる見込みです。
車や洗濯物が汚れたりするほか、場合によっては視界不良による交通機関の乱れ、アレルギー症状の悪化などの影響が心配されます。
呼吸器系の病気やアレルギーのある人は、外出する際にマスクを着用することが大切です。