福井県内にも数多くの回転寿司店がありますが、長らく空白地となっているのが、奥越地区です。特に大野市には15年間、出店がありませんでした。そんな中、11月13日、大野市に市民待望の「はま寿司」がオープンしました。周辺は奥越経済の注目スポットになっています。


はま寿司大野店のオープン1週間前、市民に聞きました。
 
Q.はま寿司ができるが―
「いつも通ると工事をしていて“おすし屋さんができたんや”と思い、今度みんなで食べに行ってこようと話していた」
「この辺にないので、待っていた感じ。(食べに行きますか?)行きます、行きます!」
「うれしいです。サイドメニューも豊富で、すし以外も食べられるかと楽しみ」
「大野に(回転)すし店がないのでとても楽しみ」


そしてオープンの日。開店前から多くの人が並び、駐車場はあっという間に満車に。オープンと同時に続々と客が店内に入っていきました。
  
大野市に回転すし店ができるのは、実に15年ぶり。勝山市にあった回転寿司店も3年近く前に閉店し、奥越地区には長く回転すし店のない状態が続いていました。
   
来店客は―
「今までは福井まで行かな食べられんかった。大野にできてよかった」
「(はま寿司は)人生で初めて。サーモンいっぱい食べます!」
「放課後、すし店に行くのが夢だったのでめちゃくちゃうれしい。『えんがわ』を楽しみに来ました」
 
市民待望の回転すし店のオープンに、喜びの声があふれました。
 
古家知巳店長も「オープン初日から多くのお客様が来店し、回転すしチェーン店を待っていたんだなというのをすごく実感する」と話していました。

はま寿司大野店が開店したのは、大野市の旧157号沿いの勝山市との境のエリア。近くには大型のホームセンターに家電量販店も。
   
実は、奥越地域を人口4万8000人の一つの商圏とすると、大野と勝山の客を取り込めるホットなエリアになるのです。

さらに中部縦貫自動車道の大野インターチェンジにも近く、流通面でも便利なエリアとして、はま寿司以外にも大野市初進出となるチェーン店が複数オープンする話も持ち上がっています。
   
はま寿司大野店の店長は「市内だけでなく、周辺地域もアクセスしやすい立地と考えている。勝山市にも回転すし店がないということで」とします。
    
店で働くスタッフの多くは市民から採用し、新たな雇用も生み出しています。店長は「私のモットーとして、お客様だけではなく働いてる従業員がはま寿司で働いてよかったと思ってもらえるような店作りを考えている。従業員が楽しく明るく働く気持ちがお客様に伝わるような店にできたら」と話します。
  
回転ずし空白地域に15年ぶりにオープンした大手チェーン店。地域のにぎわいの呼び水となるのか、注目されます。

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