5月に開かれた卓球の世界選手権の混合ダブルスで銀メダルを獲得した大野市出身の大藤沙月選手が25日に里帰りし、母校の小学校で凱旋報告をしました。
今年5月にカタールで開かれた卓球の世界選手権で吉村真晴選手と組んだ混合ダブルスで銀メダルを獲得した、大野市出身の大藤沙月選手(21)。
25日は、大藤選手が母校の有終南小学校を訪ね、児童らに大歓迎を受けました。体育館へと移動する間に、大藤選手を見つけて児童らが駆け寄る場面も。
体育館では、全校児童を前に大藤選手が銀メダル獲得を報告。
児童らが用意した質問にも答えました。
Q.好きな給食は―
大藤選手:
「きなこ揚げパンです!」
Q.人生で一番うれしかったことは―
「世界選手権で銀メダルがとれたことです」
卓球で辛いときはどうしているのか、という問いに大藤選手は「スイッチでマリオカートをしています」と答え、会場を沸かせました。
体育館には卓球台が用意されていて、大藤選手が児童を相手に試合形式で交流し、ラリーやサーブなどを披露しました。
また児童らからは、この日のために練習してきた手を打ち足を踏み鳴らす“応援エール”や花束、応援メッセージが送られ、大藤選手は「また頑張れそうです」と涙ぐみながら感謝の気持ちを伝えていました。
児童らは「こんなにすごい先輩がいるのがうれしい」「自分も世界で活躍できるように頑張りたい」などと刺激を受けたようでした。
大藤選手は「こんなに喜んでもらえて、すごく嬉しいし、私も背中を押してもらえた」と笑顔を見せ「オリンピックまであと3年、自分の覚悟をしっかり持ちつつ頑張りたい」と抱負を語っていました。
大藤選手は3年後のロスオリンピック出場に向けて、今シーズンは世界大会を転戦していて、オマーンで開かれた世界選手権では、女子シングルスで3位。女子ダブルスでは優勝を果たしています。
今後の活躍にも期待が高まります。