部下の既婚男性とのラブホテルでの密会問題を受けて、25日に市議会議長に「退職届」を提出した群馬県前橋市の小川晶市長が26日朝、市役所に登庁した。
カメラの前で笑顔を見せたが、辞職後に出直し市長選挙に出馬するのか、との質問には無言だった。
市議会側はこれまでに、出直し選挙を求めるとともに不信任決議案を提出する方針を固め、27日までに市長に決断するよう求めていたが、小川市長は25日夕方、前橋市議会の富田公隆議長に退職届を提出した。
退職届を受けた富田議長はけさ取材に応じ、退職届を提出した際の市長の様子について、「午後5時ごろ退職願を議長室にお持ちになって、厳粛な表情で27日をもって退職させて頂きますということで退職願をお預かりしました」と話した。
きょう午後4時から、各派代表会議と議会運営委員会を開いて、不信任決議案を出すのか、退職届を受理するのかを協議するという。
今後については、あくまで議長個人の見解としては、「我々の申し入れに対しては市長が決断したことを重く受け止めれば、そのまま不信任案提出ではなくて退職願を採択するのが、考えられるきょうの結論かなと思います」と話した。
小川市長はきのうSNSで、「市議会の皆さまからいただいたご意見、市民の皆さまとの対話でいただいたお声を真摯に受け止め、悩み抜いた末の判断です」「一度市長職を離れ、自らの行動に対するけじめをつけることが最善だと判断しました」「どうかこれからも、笑顔あふれる前橋の未来のために、市政を前へ進める力をお貸しください」などとコメントしている。
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