宮城県富谷市では、11月26日から市民が自家用車を運転し、客を乗せて目的地まで運ぶライドシェアの実証運行を始めます。これに先立ち、25日、市内では出発式が行われました。
「富谷市公共ライドシェア出発します。拍手でお送りください」
25日、富谷市役所で行われた出発式。
富谷市では交通機関の運行が少なくなる時間帯の移動手段を確保しようと、26日から、東北運輸局から認証を受けた市民4人がドライバーとなる公共ライドシェアの実証運行を始めます。
運行する時間帯は毎週水曜・木曜・金曜の午後6時から日付が変わる午前0時まで。専用のアプリか電話での予約が必要で、初乗り1キロまで500円。以降は180メートルごとに50円が加算されます。
市民ドライバー 菅野勇成さん
「市民として公共交通の課題っていうのは感じていました。便利な取り組みかなと思うので、来年以降も継続できるように我々も頑張っていきたいと思いますし、行政の皆さんにもご協力いただけたらと思います」
富谷市 若生裕俊市長
「どれぐらいの需要があるかというのも、今回の実証運行で見えてくると思っている。地域の公共交通の一翼を担う交通機関になればと期待を寄せているところ」
実証運行は12月25日まで、行われます。