鹿児島市でホテルなどに泊まった人に課す、宿泊税の導入について考える鹿児島市宿泊税検討委員会が開かれ、料金にかかわらず1人1泊につき200円の「一律定額制」を導入する報告書をまとめることを確認しました。
鹿児島市は持続可能な観光地づくりに向けた新たな観光財源として、宿泊税の検討を2025年度から進めています。
21日は有識者や観光関係者らからなる、鹿児島市宿泊税検討委員会の4回目の委員会が開かれ、前回までの会議を踏まえて鹿児島市内に宿泊する人に対し、宿泊料金にかかわらず1人1泊につき200円の「一律定額制」を導入し、修学旅行の児童生徒や引率者は免除するなどととした報告書案が示されました。
しかし委員からは「宿泊税は観光目的に使うと明確にしてほしい」「委員会での意見がしっかりと伝わる表現にした報告書にしてほしい」「宿泊施設の負担も大きいので、理解を得られるよう引き続き努めてほしい」といった意見が。
そのため検討委員会では、報告書案を再度とりまとめた上で、市長に提出することにしました。
鹿児島市宿泊税検討委員会・石塚孔信委員長
「税を徴収するわけだから、きちんと観光面に使われていくことが確認できるような形をとってもらいたい」