自然災害による被災者に車を無償で貸し出している日本カーシェアリング協会と、鹿児島県内の中古車販売の団体が災害時の連携を取り決めた協定を結びました。
鹿児島県姶良市で行われた協定締結式では、日本カーシェアリング協会の吉澤武彦代表理事とJU鹿児島の新園康男会長が協定書を披露しました。
日本カーシェアリング協会は、自然災害の被災地で自動車が使えなくなった人たちに車を無料で貸し出す活動を全国で続けていて、2025年8月の大雨では65台の車を鹿児島県霧島市や姶良市の延べ252人の被災者に貸し出しました。
この活動に対し、2025年9月、JU鹿児島は車5台を寄贈していて、協定は、災害発生時にさらに安定的に車の貸し出しをできるようにするのがねらいです。
JU鹿児島・新園康男会長
「車がないと交通機関がシャットアウトするというのが目に見えている。都会はもちろん、地方はどうしようもない時があるのでみんなで協力し合おうと」
日本カーシェアリング協会・吉澤武彦代表理事
「災害がいつどこで起こるか分からない時代なので、災害に備えるということを一緒にできたらなと、これ以上心強いパートナーはいない」
日本カーシェアリング協会では、県内の自動車業界や自治体などとも連携を深め、災害に強いネットワークづくりを目指していくということです。