富山県射水市新湊の道の駅が2025年11月21日、「まるごと射水」としてリニューアルオープンした。地元の食や文化を発信する観光の玄関口として、新たな一歩を踏み出した。

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県内最大級の規模を誇る2館体制

リニューアルした道の駅は、本館「物産館」と別館「食遊館」の2館体制となっている。物産館は県内最大級の広さを誇り、新湊博物館を挟んで別館の食遊館が位置している。

物産館には、新湊漁協やJAいみず野との連携により、地元射水をはじめとする県内の海の幸や山の幸が豊富に取り揃えられている。富山のおみやげや、これまで土日の朝市で販売されていた採れたての地元の果物や野菜のコーナーも設置されており、種類豊富なます寿司など富山の特産品が所狭しと並んでいる。

高岡・氷見から訪れた来場者は「どんな風にリニューアルするか楽しみにしてた。びっくり。本当に見違えるようになった。すばらしい。富山の自慢になる、最高。今度またゆっくり色々食べに来たい」と感激した様子だった。

地元グルメを楽しめる「食遊館」

旧新湊農村環境改善センターの建物は、食事ができる新たな施設「食遊館」として生まれ変わった。名物の白エビバーガーや白エビかき揚げ丼など地元の海の幸を活かしたメニューが楽しめ、オープン日のお昼時には多くの来場者で賑わい、列ができる盛況ぶりだった。

食遊館には家族連れが楽しめるキッズコーナーも設けられている。高岡から訪れた来場者は白エビかき揚げ丼を味わい、「おいしいよ。すてきですね」「いい所だと思う大きくて」と笑顔で話した。

また、茨城県からの観光客は「おいしい。わっぱ飯。おいしいよ。毎年来るからここに。射水ファンだから」と話し、リピーターとしての満足度の高さをうかがわせた。

年間100万人の来場者を目指す

「道の駅・まるごと射水」は、過去最多となった2010年の96万人を超える年間97万人の来場者を見込んでいる。いずれは100万人を目指したいとしており、地域経済の活性化に大きな期待が寄せられている。

道の駅新湊の三箇洋代表取締役は「射水の海の豊かさ、里の恵み、人の温かさを丸ごと楽しんでいただける道の駅にしたい」と意気込みを語った。

リニューアルオープンを記念して、11月22日からの3連休はキッチンカーやステージイベントなども予定されている。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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