19日、長崎県平戸市で発生したとされた強盗未遂事件は、通報した女性の「虚偽申告」で被害の事実がなかったことが分かりました。
19日午前、平戸市志々伎町の住宅で、刃物のようなものを持った男が「金を出せ」と脅し、車で逃走したと20代の女性から県警に通報がありました。
県警では強盗未遂事件と見て周辺での聞き込みや緊急配備して逃げた車の行方を追っていましたが、犯人につながるものは見つかりませんでした。
一方、通報した女性に話を聞いていたところ、「職場の人間関係に悩んでいて、仕事に行きたくなかった」などと述べ、嘘の被害を通報したと認めたということです。
県警では、女性に対し、虚偽の犯罪を申告したとして「軽犯罪法違反罪」を適用するかどうかを含め、慎重に状況を確認しています。
平戸市内では通報後、21日朝まで離島を除く19の小・中学校で保護者同伴での登下校が行われました。