22日からの3連休、行楽に出かける人も多いと思いますが、焼き物の町、佐世保市三川内で21日から恒例の陶器市が始まりました。

伝統の唐子の絵柄で知られ、400年を超える歴史を誇る「三川内焼」。
 
2025年で68回を数える「三川内陶器市」は、2024年から会場を三川内山に移し、13ある窯元のうち9つの窯元を巡りながらお目当ての器を探すことができます。
 
価格も1割引きから、交渉次第では…。

買い物客 
「半額ちょっと以下に。(内緒よ!)」
 
中には県の無形文化財に指定された作家の逸品も並びます。
 
陶器市では、街の散策も魅力のひとつです。
 
耐火レンガを再利用した「トンバイ塀」など、焼き物の町ならではの風情も感じることができます。

埼玉から
「煙突が至るところにあって、焼き物の町だなって感じる」
「わくわくしています」
 
こちらは140年以上前に焼き物商人の旅館として使用されていた建物で、普段は立ち入ることができませんが、期間中は特別に焼き物の販売やカフェとして開放されています。
 
卓越した技法の伝承は難しいながらも、若手の作品からは受け継がれてきた歴史と新たな息吹が感じられます。

三川内陶器市実行委員会 中里 太陽さん(平戸洸祥団右ヱ門窯)
「直に産地に来てもらうことで、三川内焼への理解も深まるし、イベントを通して作り手と買い手が近いところで話しながら楽しんでいただけると思う」
 
三川内陶器市は24日まで開かれ、期間中、窯元の技を間近で見ることができるツアーも予定されています。

テレビ長崎
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