九州農政局は県産の主食用米について収穫量が前の年と比べ1万6100トン増加するとの予想を発表しました。
九州農政局によりますと10月25日現在の今年の県産の主食用米は収穫量が12万2100トンと、前の年に比べ1万6100トン増加する見通しです。
また、予想収穫量は今年から生産者が使うふるい目幅で数値を発表していて、佐賀県は1.85ミリをベースに10アール当たりの予想収量は515キロと前の年と比べ7パーセントの増加を見込んでいます。
九州農政局は増加要因について、「去年に比べ気温が低く適度の降雨に恵まれ、粒の肥大が良好だった」としています。
また、これまでの「作況指数」に代わり新たに導入された「作況単収指数」は、直近5年の10アール当たりの収量のうち最大の年と最小の年を除く3年の平均を「100」とするものです。
県内の「作況単収指数」は「107」となる見通しで前回より3ポイント上昇しています。