広島市が市の第三セクターである「広島駅南口開発」と「広島地下街開発」の2社を運営する持ち株会社を設立し経営統合することが分かりました。

関係者によりますと広島市は広島駅南口のエールエールA館を運営する「広島駅南口開発」と、紙屋町シャレオを運営する「広島地下街開発」の2つの第三セクターを持ち株会社化する形で来年度にも経営統合します。

広島駅南口開発の2024年度の純損失は約4億円で10年ぶりの赤字、広島地下街開発の純損失は約1億9千万円と4年連続の赤字で、経営改革や施設の魅力向上を図り稼げる体質へ生まれ変わることを目指します。

エールエールA館は広島駅に、紙屋町シャレオは広島バスセンターやアストラムライン、広島電鉄の駅に近くそれぞれ2つの交通結節点に位置し、施設の魅力を高めることにより「まちの活性化」がさらに促進されると期待されます。

広島市は市議会12月定例会に提出する補正予算案に債務負担行為として魅力的なテナント誘致や経営統合に向けた費用、約1億円を盛り込みます。

テレビ新広島
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