広島県は20日、今月10日から16日に報告された定点あたりのインフルエンザ患者が前の週に比べ倍増したとして注意を呼び掛けています。
それによりますと、広島県全体の定点当たりのインフルエンザ患者の報告数は、18.51で、前の週の報告数9.27に比べ、倍増しています。
エリア別では、広島市は24.11(前週:11.23)。福山市は11.33(前週:8.25)。呉市が12.42(前週:6.67)となり、いずれも増加しています。このほか、県西部保健所管内は11.38(前週:8.77)。西部東保健所管内は25.50(前週:11.63)東部保健所管内は15.00(前週:3.22)北部保健所管内は24.80(前週:12.60)となっています。
こうした中、学校での感染拡大が顕著になっていて、安芸高田市の甲田小学校では、児童203人中109人が体調不良を訴え(陽性患者47人・要請疑い・60人)ていて、18日から20日までとしていた学校閉鎖の措置を、24日まで延長すると発表しました。
安芸高田市では、吉田小学校でも1学年1学級で学級閉鎖。美土里小学校でも2年生を学年閉鎖としていて、感染が拡大しています。
県は、帰宅時のうがいや石鹸での手洗い、室内の加湿(50%から60%)、マスクの着用など感染対策を呼び掛けています。