福岡県飯塚市の自宅に末端価格1200万円相当の覚醒剤を営利目的で所持していた疑いで、指定暴力団・太州会系の組幹部の男が逮捕されました。
◆記者リポート(飯塚警察署)
「こちらが押収された証拠品です。大量の覚醒剤と、その隣には注射器680本以上が置かれています」
覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、福岡県田川市に本拠を置く指定暴力団「太州会」系の組幹部で、飯塚市に住む山本竜輔容疑者(45)です。
飯塚警察署によりますと、山本容疑者は10月30日、飯塚市の自宅に覚醒剤約184グラム、末端価格で約1200万円相当を営利目的で所持していた疑いです。
別の覚醒剤事件の関係先として、警察が山本容疑者の自宅を家宅捜索したところ、今回の覚醒剤が見つかったということです。
調べに対し、山本容疑者は「密売するために所持していた」などと容疑を認めています。
今回、押収された覚醒剤は、密輸事件を除いて10月末までに県警が押収した覚醒剤のうち今年最多の量だということです。
警察は、覚醒剤が太州会の資金源になっていたとみて詳しく調べています。