全国高校サッカー選手権大会への出場辞退を発表した仙台育英高校は19日、サッカー部の全保護者に対し、監督と部長の辞任が決定したと文書で通知した。「構造的いじめ」を認定して以降、部の新体制が明らかになるのは初めて。
辞任した監督は、県大会決勝後の仙台放送のインタビューで「今年度限りで退任する」とすでに表明していた。今回のいじめ問題を受け、途中辞任となった。
部長についても同日付で辞任が受理され、いずれも顧問団から外れるという。
文書によると、18日までに2年生・3年生との三者面談を終え、寄せられた要望を踏まえて顧問団への聞き取りを進めた結果、両名から辞任届が提出されたとしている。
後任には、新監督(教諭)、新部長2名(教諭)、統括アドバイザー(教諭)が就任。体制を一新して部の再建に取り組むとしている。