全ての路線で5年連続赤字が続いている仙台市バスの運賃について、仙台市交通局は来年10月、普通運賃で30円から70円、値上げする方針を固めました。
仙台市交通局は市バスの運賃について、利用客の減少などを理由に、来年10月に15パーセントほどの増収を図るため、値上げする方針を示し検討を進めていました。
関係者によりますと、このほど値上げ幅が決まり、初乗り運賃が現在の160円から30円値上げされ190円に、170円から430円の区間は30円から60円の値上げに、440円以上の区間は一律、70円値上げされるということです。
仙台市バスで運賃が値上げされれば、消費税率が上がった年を除いて、およそ30年ぶりとなります。
一方、学生向けのフリーパスは運賃が据え置かれます。仙台市交通局は11月26日から市民説明会を開き、今回の運賃改定への理解を求めたいとしています。