優れた教育活動に贈られる「博報賞」が発表され、宮崎県内3つの学校が受賞しました。
博報賞は、子供たちの主体性を引き出す教育を実践している学校・団体などを顕彰しようと、博報堂教育財団が毎年贈呈しています。
今年度は、全国35の学校などが受賞。
このうち、最高賞にあたる文部科学大臣賞に、西都市の西都銀上学園が選ばれました。
西都銀上学園は、学校存続のため1995年から「山村留学制度」を始め、現在、小中学生合わせて14人が留学しています。
学校では、はちみつ採りや田植えなどの自然体験学習や銀鏡神楽などの伝統芸能の伝承活動に取り組んでいて、審査委員からは、「子供たちが何でもできる安心感や、自分を肯定できる自信を与えてくれる環境が用意されている」と評価されました。
(西都銀上学園 横山一憲校長)
「今後はこれまで以上に地域の良さを生かし、地域と一体となった教育活動を展開していくとともに、ふるさとを愛し、ふるさとに誇りをもった、そして様々な形でふるさとに貢献できるような人材を育てていきたいと思っています」
県内からはこのほか、都農中学校が功労賞、妻南小学校が奨励賞を受賞しました。