福井県小浜市の「道の駅 若狭おばま」で、地域の魅力を詰め込んだオリジナルのギフトボックスが誕生した。地域の観光名所や食文化、歴史的背景をデザインした2種類のパッケージは、ギフトとしての役割だけでなく、小浜の魅力を伝える役割も担う。
地域の魅力を詰め込んだ2種類のギフトボックス
道の駅若狭おばまが開発したギフトボックスは「詰め合わせ用(税込み400円)」と「サバ缶用(税込み380円)」の2種類。
詰め合わせ用のボックスは、小浜の観光名所をはじめ、地域の食文化や伝統工芸などがデザインれている。青と白を基調としたパッケージには、若狭おばまを中心とした地図と特産品のイラストが描かれており、一目で地域の魅力が伝わるよう工夫されている。
一方、サバ缶用のボックスには、「サバ街道」の道のりがデザインされている。サバ街道は小浜から京都へと続く古来からの流通ルートで、日本遺産「御食国若狭と鯖街道」として認定されている重要な歴史的資産だ。

このギフトボックスを開発したおばま観光局の藤田晃弘さんは「お客様が誰かに贈る際に、そのパッケージを見ながら小浜について語り合うきっかけになってほしい」と話す。、単なる包装資材としてではなく、地域の魅力を伝えるツールとして利用してもらいたい狙いがいある。
「サバカイドウスゴロク」も無料配布
さらに、このギフトボックスを商品とあわせて購入すると、無料で「サバカイドウスゴロク」が付く特典も。このすごろくは、サバ街道の道のりをゲーム形式で楽しめるもので、遊びながら地域の歴史や文化を学ぶことができる。
小浜市の食文化や歴史を伝えるためのこうした取り組みは、単なる土産物販売にとどまらず、地域の魅力を広く発信する新たな形として期待されている。
