日本生命子会社のニッセイ・ウェルス生命は、社員が出向先の金融機関から不正に情報を持ち出していた事例が943件に上ると発表しました。
ニッセイ・ウェルス生命によりますと、出向社員による内部情報の不正な持ち出しは、2019年4月から2025年4月までの6年間であわせて943件確認されました。
出向先である2つの金融機関で、ほかの保険会社の商品情報や販売実績などをスマートフォンで撮影するなどして自社の担当者に提供していました。
一方、親会社の日本生命でも出向社員による情報の持ち出しが600件確認されていて、日本生命は、担当役員らを減給するなどの処分を行いました。