札幌市教育委員会は11月18日、10代の少女への不同意性交等の疑いで逮捕された札幌市内の小学校に勤める35歳の男性教師を懲戒免職処分にしたと発表しました。
市教委によりますと、この男性教師は2024年10月20日午後1時20分ごろから午後2時20分ごろ、札幌市北区東茨戸の宿泊施設で10代の少女に性的暴行を加えたとして、2025年9月9日に不同意性交等の疑いで警察に逮捕されました。
市教委の聞き取りに男性教師は「弁明できるような話はありません」と行為を認めたということです。
男性教師は6年生のクラス担任を務めており、市教委はスクールカウンセラーを派遣して児童の心のケアに努めています。
この男性教師は2025年7月29日にも、旭川市内の宿泊施設で10代の少女に性的暴行を加え、その様子を撮影したとして、不同意性交等と性的姿態等撮影、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで11月15日に再逮捕されています。
また、市内の別の小学校に勤務する63歳の男性教師の懲戒免職処分も発表されました。
この男性教師は、10月26日午後9時ごろから午後10時45分ごろにかけて飲食店でビール2杯とワイン3杯を飲み帰宅。
午後11時30分ごろ、食材を買いに行くため自家用車を運転してコンビニエンスストアに向かっていたところ、西区二十四軒1条6丁目の交差点で別の自動車に衝突する事故を起こし、相手の男性ドライバーに頸椎捻挫の軽いケガを負わせました。
男性ドライバーの通報で駆け付けた警察官が酒の臭いに気づき、男性教師の呼気検査を行ったところ、基準値を上回るアルコールが検出。
この男性教師は若手教師の指導を担当しており、市教委の調査に「近い距離であれば大丈夫だと思った」と話し、「二度とこのようなことは起こさないこと、交通ルールや法令を遵守して毎日を過ごしていくことを誓います」と反省を述べています。
山根直樹教育長は「極めて遺憾であり、重く受け止めています。児童生徒及び保護者の皆さま、そして市民の皆さまの信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいります」などとコメントしています。