2025年1月、埼玉県で発生した道路の陥没事故を受けて、米子市で下水道管の破損などで道路の地下に空洞ができていないかを確認する調査が始まりました。
2025年1月、埼玉県八潮市で下水道管の破損が原因で大規模な道路の陥没が発生したのを受けて、国が全国の自治体に求めた調査で米子市では調査対象の設置から約50年が経過した直径2メートル以上の下水道管2キロ余りのうち、約400メートルで原則1年以内に対策が必要な緊急度の高い劣化が確認されました。
5年以内に対策が必要な劣化が約1.6キロで確認。
今回の調査は市が独自に実施し、後ろの部分に特殊なレーダーを搭載した「探査車」を走行させ、地下約2メートル以内に空洞ができていないかを調べます。
「探査車」は走行中、地面に向け電磁波を発射、反射状況のデータを収集・分析して地中の様子を判別します。
米子市上下水道局・山崎(山へんに立つ)樹実也課長:
米子で埼玉と同じような事故が起きる可能性は、これまでの調査結果からして非常に低いと考えている。最大限、安全に配慮した調査を今回改めて行わせていただいた。
調査は11月18日終わる見込みで、市は1か月後をめどに結果を公表することにしています。