トラック事業者に不適切な取り引きを強いる荷主や元請事業者の情報を収集し、労働環境の改善を図ろうと基山町の高速道路のパーキングエリアでドライバーへの聞き取り調査が行われました。
この取り組みは、荷主や元請事業者への監視体制を強化することでトラックなど物流業界の労働環境をより良いものにしようと行われたものです。
18日は九州運輸局や関係行政機関9人が、基山パーキングエリアの上りと下りに分かれトラックドライバーに対して聞き取り調査を実施。
ドライバーの時間外労働を規制する、いわゆる「2024年問題」以降の働き方の変化や、休息がとれているかなどについて調査しました。
【国土交通省九州運輸局 佐賀運輸支局トラック・物流Gメン千種智章さん】
「今のところドライバーさんの困りごとは聞こえていない。まだパレットを使わない手作業の荷役など改善するべき所はまだまだあるという印象を持っている」
ドライバーを取り巻く労働環境は年々改善されつつありますが、不適切な取り引きや無理な到着時間の設定などがまだ無くならないことから、今回全国一斉に調査・指導を行ったということです。