国立科学博物館が所蔵する動物標本のコレクションなど180点を展示する巡回展が武雄市の県立宇宙科学館で開催されています。
この巡回展では国立科学博物館が所蔵する約480万点の標本の中でも、世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に、紹介されています。
はく製や標本など選りすぐりの180点が展示されていて中でも世界最大の羊といわれるアルガリのはく製など大型哺乳類のはく製11点は、生きている時と変わらない姿を通して大きさや骨格、肌の質感などを間近に感じることができます。
また、はく製や標本のそばにある引き出しには、関連する資料や類似の標本などが展示されていて、見学者が自分で観察して、見比べながら楽しめる工夫がされています。
【県立宇宙科学館学芸員 伊藤辰徳さん】
「普段動物を見るとこういう名前でこういうところに住んでいるという情報ばかりが気になるが本当は生き物の体の中にもたくさんの不思議が隠れているのでそういうものを探していただければ」
巡回展は12月14日まで武雄市の県立宇宙科学館で開かれています。