今月に行われた米軍の即応訓練で、普天間基地周辺で聴覚機能に異常をきたすレベルの騒音が確認されたとして、17日に市民団体が沖縄防衛局を訪れ抗議しました。

2日から7日かけて米軍の即応訓練が実施され、普天間基地では外来機のF-35戦闘機が頻繁に離着陸する様子が確認されました。

この訓練の期間中、聴覚機能に異常をきたすとされる100デシベルを超える騒音が70回以上測定されたほか、日米の騒音防止協定にかかる午後10時以降にも激しい騒音が確認されました。

基地周辺の住民でつくる市民団体や国会議員が17日、沖縄防衛局を訪れ、抗議するとともに騒音防止協定を米軍に遵守させることなどを求めました。

普天間基地爆音訴訟団 桃原功団長:
耐えられないほどの爆音で宜野湾市内、住宅地の上空を何回も爆音を轟かせていたということで、「空が割れるようだった」「安心して授業を受けられない」「子どもが泣いてしまう」と。赤ちゃんだったらひきつけを起こしてしまう家族もあるかもしれない

沖縄防衛局の村井局長は、「今回の訓練による周辺住民への影響は極めて大きいものだったと認識している」とした上で、「米軍に対し日米合意を遵守するよう強く働きかける」と述べました。

沖縄テレビ
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