中国で野生イノシシの増加による被害が深刻化している。13日に遼寧省で体重200kg超の巨大イノシシが出没し、自転車を倒すなどの騒ぎとなり警察が駆除した。他にも7日には、10頭以上のイノシシが市街地を走り回る場面もあった。イノシシは2023年まで保護対象だった影響で、国内に200万頭以上生息するとされる。
保護政策の影響でイノシシが国内に200万頭以上
中国国内では今、ある野生動物による被害が広がっている。

13日、中国・遼寧省で思わず目を疑う光景を目撃した男性…そこに現れたのは巨大なイノシシだ。自転車をなぎ倒し、大暴れしている。
中国メディアによると、イノシシは体重200kg以上。建物に居座ったため警察が出動し、駆除されたという。

イノシシは、他にも道路を集団で渡る様子も確認されていた。
中国で今問題になっているのは、増えすぎた野生のイノシシだ。イノシシは2023年まで保護の対象となっていたため、今では200万頭を超えるとみられている。
市街地で歩行者が間一髪で回避する場面も…
巨大なイノシシが現れた遼寧省では7日、10頭以上の野生イノシシが市街地を走り回り、警察が出動する騒ぎになった。

大通りに面した歩道では、歩行者の男性は信じられないのか、思わず凝視している。後ろの男性は、猛進するイノシシとぶつかる寸前、間一髪で回避した。
さらに住宅街でも猛スピードで角を曲がってきたイノシシが、自転車に衝突した。よく見ると、大きな白い牙のようなものが確認できる。
こうした市街地への侵入や農作物を荒らすなどの被害が各地で相次いでいて、警察は対応に当たっている。
(「イット!」11月18日放送より)
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