南城市の古謝景春市長による職員へのセクハラ問題で、市議会は17日、市長への不信任決議案を可決しました。これにより古謝市長は失職しました。
南城市の古謝景春市長による職員へのセクハラ問題を巡っては、これまで市が設置した第三者委員会がセクハラ行為を認定し、辞職を提言しましたが市長は応じませんでした。
市議会は9月、古謝市長への不信任決議案を可決しましたが、古謝市長は対抗措置として10月に市議会を解散しました。
9日に投開票された市議選では当選した20人のうち18人が市長への不信任に賛成していて、17日の市議会で不信任決議案が提出されました。
宮城尚子市議:(決議文)これ以上制御不能な市長の「公権力の暴走」によって市民が傷つけられえる事があっては決してならない。被害者救済は一刻の猶予も許されない。議会の行政監視権能が揺るがされる事があってはならない
採決では2人が退席し、賛成多数で可決されました。
これにより古謝市長への失職が決まり、50日以内に市長選が行われます。
ところで、古謝市長は副市長を通して17日に辞職届を提出していましたが、市議会はこれを認めませんでした。
市民の反応は・・・
「(辞職届は)すごい馬鹿にしているっていう感じ何で市議会をあれ(解散)したのと思ったのよね」
「辞職願なんか出すんだったら最初に不信任可決された時に出せばいい。一体あの選挙(市議選)のお金はどうするの。また今度選挙(市長選)やるんでしょ」
「もう本当に信じられない」
「セクハラパワハラの無い市になって欲しいです」
そのほか市議会では、セクハラの被害者への誹謗中傷や脅迫行為を糾弾し、一刻も早い救済に取り組む決議も賛成多数で可決されました。