これからの本格的な雪のシーズンに備え、大雪により立ち往生した車を移動させる訓練が鳥取市で行われました。

国交省職員:
「大型車両のスタックが発生し上下線を塞いでおります。車両が滞留している状況です」

11月17日、鳥取市河原町であった訓練には、国土交通省の職員や警察、地元の運送会社のドライバーなど約60人が参加しました。

訓練は、鳥取市内の国道53号線で大型トラックが雪でスタックし、大規模な渋滞が発生したという想定で行われ、国の災害対策基本法に基づき、立ち往生車両を移動させる作業を実践しました。

参加者は、通行止めにする区間の指定や周知に必要な手続きについて手順を確認。
その後、除雪車が現場に到着し、大型トラックをけん引して移動させました。

国土交通省鳥取河川国道事務所・竹田佳宏所長:
「スタックが起きると大規模な停滞が起こって雪の災害が大きくなるので、まずは鳥取来ていただく方含めてドライバーの方、冬用の備えをしっかりしていただきたい」

国交省によると災害対策基本法が改正された2014年以降、中国地方で改正法に基づいて車両を移動させた事案は5件あり、このうち4件が鳥取県内だったということです。

訓練では、大型トラックのタイヤチェーンの取り付け方の講習も行われ、参加者は、本格的な冬に向け、雪への備えの意識を高めていました。

TSKさんいん中央テレビ
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