山陰両県知事会議が松江市で開かれ、宍道湖・中海圏域をつなぐ「8の字ルート」の推進や、観光面などで連携していくことが確認されました。
11月17日松江市のホテルで開かれた山陰両県知事会議では、両県共通の3つの政策課題について協議されました。
このうち中海・宍道湖圏域を高規格道路でつなぐ「8の字ルート」について、島根原発での原子力災害時に重要な避難経路になることや、圏域内の交通拠点や観光スポットを周遊しやすくなることから早期の整備が必要だとして、両県が連携して国に働きかけることで合意しました。
また、観光面では現在放送中の松江を舞台にした「朝ドラ」や倉吉市が舞台の映画「遥かな町へ」を起爆剤としたロケツーリズムを推進していくほか、インバウンド対策として米子ーソウル便のデイリー運航や、境港への大型クルーズ船就航の機会を生かして、両県をまたいだ広域観光に力を入れていくことなどが確認されました。
島根県・丸山知事:
「具体的な取り組みをこれから進めていくという大きな方向性を確認できたことを大変喜んでいる」
鳥取県・平井知事:
「あげ・そげ・ばけとアゲ・アゲ・アゲにするように重ねてお願い申し上げたいと思います。
会議ではこのほか、地方創生の取り組み推進や、都市部との賃金格差の是正などについても、全国知事会を通じて国に求めていくとしています。