国民民主党の玉木代表は16日、高知市で、いわゆる「年収の壁」の178万円への引き上げと「年少扶養控除」の復活を訴えた。
高知市で行った街頭演説で玉木氏は、ガソリンの暫定税率について「政府与党を動かし、他の野党も巻き込み、ついに廃することを決めることができた」と強調しつつ、「投票所に足を運び一票を入れた皆さんのおかげだ。みんなの手柄で、一番の手柄は国民に行くべきだ」と述べた。
その上で、「年収の壁」について「ちょっと上がったけれど、まだまだなので、しっかり頑張っていきたい」と述べ、「178万円」への引き上げの実現を目指す姿勢を改めて示した。
また、今国会に「年少扶養控除復活法案」を提出したことを紹介し、「頑張って子育てをしているお父さん、お母さんをもっと支えたい」と述べた。
「年少扶養控除」は、16歳未満の子をもつ親を対象に所得税などを控除するもので、2010年「子ども手当」導入に伴い廃止されている。