マイページ
小泉八雲と妻セツは “言語の壁”をどう乗り越えた?創意工夫で生まれた“世界で二人だけの言語”が『怪談』を生んだ|FNNプライムオンライン

小泉八雲と妻セツは “言語の壁”をどう乗り越えた?創意工夫で生まれた“世界で二人だけの言語”が『怪談』を生んだ

Google ニュース プリファードソース

【歴史考察】小泉八雲と妻セツ

2025年度後期の NHK 朝ドラのモデルとなった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と妻・セツ。いったいどのような人物で、どのような暮らしぶりだったのだろうか。『小泉八雲とその妻セツ 古き良き「日本の面影」を世界に届けた夫婦の物語』(KADOKAWA)の著者である作家の青山誠さんが考察する。

文・写真=青山誠

明治の言語の壁は高かった

明治時代の庶民で、英語で10までの数字が言える者は稀だった。小学校下等(現在の小学校4年生)で学業を終えたセツもまた英語教育を受けておらず、英語スキルは庶民の平均レベルだったと思われる。

ハーンのほうは、それよりもかなりマシ。来日してから半年が過ぎ、街を出歩くのに必要な日本語の単語は覚えている。居留地の外で熱心にフィールドワークを続けたおかげだろうか、日本に長年住んでいる外国人よりも、円滑に日本人と意思の疎通ができるようになっていた。

ハーンが最初に滞在した富田旅館跡
ハーンが最初に滞在した富田旅館跡
この記事の画像(5枚)

とはいえ、ちゃんとした日本語教育を受けていないから、助詞や接続詞は使えない。単語の選択もかなり変、松江に来た当初に泊まっていた旅館で、「ジゴク、ジゴク!」と、叫びながら風呂場から飛び出してきた。

旅館の女将や女中は、意味が分からす困惑してしまう。「湯が熱すぎるから、水を入れてくれ」と、言いたかったようなのだが…。こんな感じだから、英語が分からないセツと、細かい意思の疎通をするのは難しい。

コミュニケーション能力は抜群

そんな二人がどうやってお互いの理解を深めて、人生のパートナーになることができたのだろうか?

関連記事

【歴史考察】小泉八雲と妻セツ

【よく一緒に読まれている記事】
小泉八雲と妻セツの出会いは失礼すぎる“体型ディス”で始まった?最悪の第一印象からなぜ惹かれ合ったのか
小泉八雲と妻セツの出会いは失礼すぎる“体型ディス”で始まった?最悪の第一印象からなぜ惹かれ合ったのか
青山誠の他の記事
日本のナイチンゲール大関和、なぜか弾き語りで10歳年下男子のハートを射貫く!?新天地・高田と廃娼運動【朝ドラ『風、薫る』】
日本のナイチンゲール大関和、なぜか弾き語りで10歳年下男子のハートを射貫く!?新天地・高田と廃娼運動【朝ドラ『風、薫る』】
エンタメ
明治の「看護婦」は医師から小間使い扱い。大関和と盟友・鈴木雅が偏見と闘い地位を勝ち取るまで【朝ドラ『風、薫る』】
明治の「看護婦」は医師から小間使い扱い。大関和と盟友・鈴木雅が偏見と闘い地位を勝ち取るまで【朝ドラ『風、薫る』】
エンタメ
明治のシンママ大関和の就職難。文明開化の東京で最強のスキル「英語」を身につけ高収入を狙うが…【朝ドラ『風、薫る』】
明治のシンママ大関和の就職難。文明開化の東京で最強のスキル「英語」を身につけ高収入を狙うが…【朝ドラ『風、薫る』】
エンタメ
常識より己の心に従う!“日本のナイチンゲール”大関和は圧強めのお嬢様?妾を囲う夫を激詰めして…【朝ドラ『風、薫る』】
常識より己の心に従う!“日本のナイチンゲール”大関和は圧強めのお嬢様?妾を囲う夫を激詰めして…【朝ドラ『風、薫る』】
エンタメ
一覧ページへ
×