岡山大学などが研究するレモンを自動で収穫する四足歩行のロボットが、11月14日に浅口市でお披露目されました。

畑で動き回るロボット。レモンをアームでつかみ器用にかごに入れていきます。デモンストレーションを行ったのは、最先端のロボットを使ったスマート農業を研究している浅口市のレモン農家とロボットを研究している岡山大学のチームです。

(ロボットの研究・開発をしているMOSAdemy 清水優椰代表)
「どれがレモンであるかというところは認識できている。レモンをつかむという動作と切るという動作が必要なので、切るというところを追加する必要がある」

浅口市寄島町では、休耕田を利用したレモン栽培が盛んになっていますが、人手不足などが大きな課題となっていて、ロボットによる作業の効率化や負担軽減に期待が高まっています。

(三ツ山レモン普及協議会 應本豊会長)
「寝る前にレモンを10キロ採っておいてといったら晩のうちにロボットがレモンを採ってコンテナに積んでくれるのが最終目標。若い子や女性が気兼ねなく参加できると思う」

14日は地元の小学生が見学に訪れ、四足歩行のロボットの動きに歓声をあげていました。

(子供)
「ロボットがいっぱい走って楽しかった」
「レモンのほかにも野菜も収穫できるロボットがあったらいい」

5年から10年の間にロボットでの完全自動収穫を目指すこの取り組み。農業が盛んな地域にとって期待が高まります。

岡山放送
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