自転車のマナー向上や闇バイト防止などを呼びかけようと、警察が新たな寸劇をつくりました。
モチーフにしたのは、誰もが知るあの人気ドラマです。
緑のコートに赤いネクタイ。
フジテレビの人気ドラマ「踊る大捜査線」の主人公、青島俊作刑事に見えますが。
実は福山北警察署が「踊る大捜査線」をモチーフにした寸劇をつくり、今月24日に開かれるイベントで披露することになったのです。
出演者は全員が福山北警察署員。
青島役を演じるのは、生活安全課の江草敬俊巡査です。
【青島俊作役・江草敬俊巡査】
「朝出勤すると突然このコートが机に置いてあり、『よろしくね』みたいな感じで急に決まりました」
実際の署長、次長、課長は本人役で登場します。
かつての人気キャラクター、スリーアミーゴスを思わせるような演出です。
台本を書き、演出を担当するのは藤井知美交通課長。
ドラマの世界観を大事にしつつ、コミカルなセリフや動きで自転車のマナー向上や闇バイト防止などを呼びかける構成にしました。
高校時代は演劇部だったこともあり、指導にも力が入ります。
【脚本・演出 藤井知美交通課長】
「こうやる方がいいかもしれんね。ここでやると置いとくけ便利はいいけど、携帯見ながらやってるんだよというのが舞台じゃ伝わらない」
【藤井課長】
「警察のあるある的なところをよく再現しているなあと思ったので、私はこのドラマ昔から好きでした。防犯と交通安全の広報をしっかりと見てもらいながら、でも笑ってほしいと思ってこんな寸劇にしてみました」
【青島俊作役・江草敬俊巡査長】
「地域の皆さんが犯罪は身近に潜んでいるんだということを気づくきっかけになればと思っています」
寸劇は今月24日に福山市神辺町で開かれる「福山北安全・安心フェスタ」で披露されます。