犯罪捜査で使われている「似顔絵」作成の技術向上へ、若手警察官を対象にした講習会が12日愛媛県警察学校で開かれました。
県警鑑識課・林田聡指導官:
「輪郭が違ったら全然別の人の顔になったりしますので、なるべく注意して描いてもらいたい」
12日開かれた捜査用の「似顔絵」講習会には、県内の警察署に勤務する刑事部門の若手警察官14人が参加しました。
まず、はじめに似顔絵は顔の輪郭に加えて、目や鼻といったパーツの配置が重要であることや、それぞれのパーツの描きやすい方法などを指導官から教わりました。このあと2人一組になってお互いの似顔絵を鉛筆を使って描く練習に臨み、わずか30分で髪型や輪郭など、顔の特徴をよく捉えた似顔絵を仕上げていました。
林田指導官講評:
「パーツ配置とか顔の形とかうまいこと捉えているので、よく似ているんだと思います」
目撃者の記憶だけを頼りに、何度も細かく修正しながら、紙と鉛筆だけで再現できる似顔絵は、今もなお有効な捜査手法となっていて、県警によりますと県内で去年1年間に38件の似顔絵が作られ、このうち11件が事件の検挙に役立ったということです。
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