11月開催される新体操の全日本ジュニア選手権に宮崎県宮崎市のクラブチームが出場します。
選手たちは本番に向けて練習を重ねています。
宮崎市で活動する男子新体操のジュニアクラブチーム「NORTHconnectionRG」。
チームには、小学4年から中学3年までの選手8人が所属しています。
指導するのは北ノ薗峻二監督。
過去には選手として全国優勝の経験があり、おととしこのクラブを立ち上げました。
(北ノ薗峻二監督)
「自分がやってきたことをこどもたちに還元できないかと思ってチームを発足した。競技人口が少ないマイナーな競技なので、もっと男子新体操の良さを伝えていきたい」
チームは9月に行われた九州予選で4位に入り、2年連続2回目の全国大会出場を決めました。
(有村光平キャプテン)
「(全国大会に)行けるか不安なところがあったので安心しました」
チームの持ち味は、選手5人が動きをシンクロさせる息の合った演技です。
この日は全国大会にむけて動きを合せる練習に取り組んでいました。
ひと際強い思いで大会に臨むのは、ジュニアとして最後の大舞台となる中学3年生の3選手。
宮大附属中の有村光平選手は、細部にまでこだわり演技を追及する頼れるキャプテンです。
(有村光平キャプテン)
「(演技の)表現につながるところで(動きの)幅を出したり、チームメイトと動きを合せることを大切にしている。(全日本ジュニアは)最後の大会なので、ミスなく終わって自分たちが納得する演技がしたい」
東大宮中の菅快玲選手はムードメーカーとしてチームに欠かせない存在です。
(菅快玲選手)
「ミスをしないようにどうすればいいかを考えると、めっちゃ緊張して夜眠れないです。(全国大会では)演技が終わった後に周りからオーという歓声があがる演技がしたい」
宮崎中の富山倫選手は責任感が強く、自分のやるべきことをやりきる努力家です。
(富山倫選手)
「(演技中)隊形がずれていると汚く見えるのでしっかりきれいに見せたい。(全国大会では)ノーミスの演技で今までの集大成を見せて目標は表彰台に乗ること」
見る人を魅了する完璧な演技をめざして日々練習に励んできた選手たち。
北ノ薗監督は大舞台での活躍に期待を寄せます。
(北ノ薗峻二監督)
「ノーミスの演技がどれほど難しいかを選手に伝えているけど、それができたときに選手たちの自信につながると思うので、上位入賞をめざして頑張りたい」
「全国大会頑張るぞ!オー!」
全日本ジュニア新体操選手権は11月28日から東京で開催され、男子団体は30日に行われます。
また、宮崎からはえびの新体操クラブも出場します。