長野県小諸市の懐古園で紅葉が見ごろを迎えています。地元の小学生が「ガイド」として案内し、観光客に大好評でした。

赤・黄・緑。彩り豊かなグラデーション。小諸市の懐古園でモミジやイチョウが色づき、一番の見ごろを迎えています。

多くの観光客でにぎわう中、注目を集めたのは「こどもガイド」です。

児童:
「この橋の下に掘られた『紅葉谷』の名前から、『紅葉橋』とも呼ばれるようになりました」

地元の坂の上小学校では3年生が毎年ガイドを務め、今年も園内15カ所に立ちました。

こどもガイド:
「ちょっと、お時間、いいですか」

初めは声を掛けるのも緊張していましたが、回を重ねて徐々に慣れた様子。地域の歴史や文化を学び、案内も工夫を凝らします。

こどもガイド:
「この石垣は『野面積み』でつくられています。この石垣は何段あるでしょう?ぜひ数えてみてください」

観光客:
「20段」

こどもガイド:
「正解です」

観光客:
「おー、当てちゃった」

小諸ゆかりの詩人・島崎藤村の詩も披露。

こどもガイド:
「小諸なる 古城のほとり 雲白く 遊子悲しむ」

詩のカードもプレゼント。

上田市から:
「子どもたちに説明してもらって改めて勉強したり、紅葉が素晴らしくて」

東京から:
「よく勉強されてて、ハキハキとなさってて、連携プレーもよかったです」

子どもたちも手応えを感じたようです。

こどもガイドの3年生:
「拍手とかみんな笑顔で、うまくできたなっていう気持ちいい気分でやっています」
「お客さんに楽しんでもらえてうれしいです」
「きれいな場所でガイドができてよかったです」

懐古園の紅葉は来週頃までが見ごろ。夜にはライトアップも行われています。

長野放送
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