プレスリリース配信元：テクノポート
金型発注者は金型メーカーの何を見ているのか？年に数回の発注だからこそ迷う金型発注者の本音を4名のインタビューから可視化。
製造業向けのWebマーケティングサービスを提供するテクノポート株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：徳山 正康）は、金型の発注担当者5名を対象に、新規発注先企業を探索する際の背景、探索方法、ホームページのどこを見るか、選定基準など、全8項目にわたるインタビュー調査を実施しましたので、お知らせいたします。
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調査概要
調査概要：メーカーの金型発注者に対する新規取引先の探し方と選定基準に関する調査
調査方法：uniiリサーチを使ったインタビュー調査
調査期間：2025年9月18日～2025年10月7日
回答者：メーカー 4名
質問項目：以下10質問
1．どのような状況のときに金型の外注先を探しますか？
2．外注先の探し方について教えてください。
3．金型屋さんの良し悪しは何で判断しますか？
4．どういう会社は選びませんか？
5．年間でどれくらい探しますか？
6．金型屋さんへの希望はありますか？
7．外注先の調査にAIを活用しますか？
8．金型屋さんにアドバイスをお願いいたします。
本調査結果のレポートをダウンロードしたい方はこちら
URL：https://marketing.techport.co.jp/proposal-report/mold-order/
調査結果の一部を紹介
問1：金型の外注先を探すときのきっかけについて
コストや納期、品質面で課題が出たときや、高精度・特殊形状など社内で対応が難しい案件が発生したときに、金型の外注先を探す企業が多い傾向にありました。信頼できる取引先はあるものの、案件内容に応じて新たな業者を検討する動きが見られます。
問2：外注先の探し方について教えてください。
外注先の探索は、展示会での直接接触やWeb検索が中心でした。展示会で技術力や信頼性を見極める企業もあれば、Webや生成AIを使って効率的に候補を絞り込む企業もあります。購買部門が候補を選び、試作で評価する流れも一般的でした。
問3：金型屋さんの良し悪しは何で判断しますか？
判断基準は精度や納期、対応力が中心でした。特に寸法精度や技術理解の深さが重要視され、価格よりも経験と対応の的確さで信頼性を見極める傾向がありました。
まとめ
今回は自動車部品や家電、非鉄金属などのメーカーの金型発注を担当する設計や生産技術の担当者合計名にインタビューを行い、外注先を新たに探す際の背景や探し方、選定基準などを調査しました。
調査の結果、金型メーカーの選定ではコストや納期よりも、寸法精度や技術理解の深さといった実務的な品質が重視されていることが分かりました。特にゴムやダイカストなどの分野では、図面には表れない経験や感覚的な精度が信頼の分かれ目になっており、図面を見た際に要点を的確に指摘できるかどうかが評価の基準になっています。
一方で、新しい金型メーカーを探す機会は年に1～2回程度と少なく、その限られた機会にどれだけ技術力や対応力を伝えられるかが重要になっています。問い合わせへのスピードや返答の具体性、設備や測定環境の明示など、発注側が安心して判断できる情報が信頼を築く鍵になっていました。
また、ホームページではデザイン性よりも、実績や加工可能サイズ、設備、測定器などの情報が整理されていることが重視されていました。更新が止まっているサイトは信頼を損ねやすく、内容の新しさや情報の明確さが選定時の印象を左右しています。
今回の調査を通して、金型メーカーが新規案件で選ばれるためには、数値化できない精度や設計意図への理解力といった“見えない技術”を、誠実かつ分かりやすく伝えることの重要性が明らかになりました。
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テクノポートについて
テクノポートは、製造業をはじめとした技術系企業を対象にデジタルマーケティング支援を提供しております。技術の可能性を最大限に引き出すために、目的や業態に応じたソリューションを提供し、新しい取引先の獲得や技術の用途開発などを支援することでビジネスの拡大に貢献しております。
会社概要
会社名 ：テクノポート株式会社
設立 ：2010年6月28日
代表取締役：徳山 正康
所在地 ：〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル2F LIBPORT品川
事業内容 ：Webマーケティング事業
技術ライティング事業
新規事業創出支援事業
URL ：https://techport.co.jp
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