福岡県は13日、県内の医療機関からのインフルエンザ報告数が基準値を超えたとして注意報を出しました。
こまめな手洗いなどの予防策を呼びかけています。
県によりますと、県内122カ所の定点医療機関から報告されるインフルエンザ感染者数が9日までの1週間で注意報の基準値である10人を上回り、12.80人となりました。
このため県は、今後4週間以内に大きな流行が発生するおそれがあるとして注意報を出しました。
注意報の発表は昨シーズンより3週間早くなっています。
定点当たりでの感染者数は前の週の1.5倍に増えていて、地区別では福岡地区が最も多く、以下、北九州地区、筑後地区、筑豊地区の順になっています。
県内ではインフルエンザによる休校や学年閉鎖・学級閉鎖が相次ぎ、9日現在で161施設に上っています。
福岡市も6日にインフルエンザ注意報を出しています。
県は感染拡大を防ぐため、こまめな手洗いや適切なマスクの着用、こまめな換気、せきエチケットなどに努めるよう呼びかけています。