年末のガソリン税の暫定税率廃止に向け、きょう13日から政府の補助金が拡大されます。店頭価格は段階的に下がっていく見通しです。
補助金はきょうから10円→15円に上がり、順次拡大されます。
暫定税率が廃止されたのと同じ水準になるよう価格が引き下げられていき、年末には、暫定税率そのものがなくなります。
スタンドには在庫があり、価格への反映には一定の時間がかかりますが、交通量の多い道路沿いにある都内のガソリンスタンドでは、きょうから価格が引き下げられ、1リットルあたり165円だった価格は160円へと5円下がりました。先行して値下げです。
スタンドの客からは、「曜日を選んだり、そのへんはよくみてガソリンを入れています」「ある程度下がって安定してくれれば」などの声が上がりました。
こうしたなか、車をよく使う地方や所得が高い層ほどガソリン支出が多く、負担が軽くなるとして、恩恵の差も指摘されています。物価高対策としての効果が焦点となります。