子どもが栄養失調の状態にもかかわらず十分な食事を与えなかったとして、警視庁が、母親と交際相手の男を再逮捕する方針を固めたことが分かりました。
捜査関係者によりますと、都内に住む30代の母親は、交際相手の20代の男とともに、幼い自分の娘に十分な食事を与えなかった保護責任者遺棄の疑いが持たれていて、警視庁は11日にも2人を再逮捕する方針です。
8月に女の子が知人宅に預けられた際、訪れた学童の職員が異変に気づき、事態が発覚したということです。
少なくとも1か月以上は1日1食程度で、十分な食事を与えられていなかったとみられ、女の子は自力で歩くことができず、同じ年齢の子どもの平均体重と比べても10kgほど下回っていたということです。
現在、女の子は回復に向かっていますが、顔や体には複数のあざや、やけどの痕が見つかっていて、警視庁は2人が日常的に暴行を繰り返していたとみて調べています。
母親と交際相手の男は、これまでに女の子の兄弟に対する暴行の疑いでも逮捕されています。