最終盤を迎えたサッカーJ1リーグ。ファジアーノ岡山は11月8日、アウェーで川崎フロンターレと引き分け、勝ち点1を獲得して「自力」でJ1残留を決めました。
J1リーグは残り3試合。1試合でも引き分け以上となれば他の試合の結果に関わらず自力でJ1残留が決まるファジアーノ。出場停止明けのゴールキーパー、スベンド ブローダーセンが燃えていました。
相手が華麗なパスワークで何度もゴール前に押し寄せますが、好セーブを連発。前半終了間際には至近距離のシュートに反応し、ゴールを割らせません。
後半もしのいでいたファジアーノですが39分、相手のシュートが味方にあたってコースが変わり先制を許してしまいます。これには、さすがのブローダーセンも反応できません。
それでも守護神の気迫がチームに勝ち点を引き寄せます。後半アディショナルタイム、日本代表・佐藤龍之介(19)のクロスの先には途中出場の松本昌也(30)。執念の同点ゴールでファジアーノは勝ち点1を獲得しました。
残り2試合、降格圏内の18位横浜FCが勝ち点を上回る可能性がなくなったため、ファジアーノのJ1残留が決まりました。
(ファジアーノ岡山 松本昌也選手)
「自分たちの手で残留を決めるために、勝ち点を取らなければならないところでしっかりゴールを奪いに行けと指示をもらった。目指すべきところは上の方にある。 一から次の試合に向けて、一丸となって頑張っていきたい」
J1初年度での残留を決めたファジアーノですが、ここ9試合、白星から遠ざかっています。次の試合は11月30日、浦和レッズとのホーム最終戦で久しぶりの勝利を狙います。