福岡市で8日、子供たちが参加する熱気球の試乗体験会が開かれました。
天候に左右される空の旅、果たしてどうだったのでしょうか?
◆記者リポート
「午前7時です、朝早く、かなり寒いんですが多くの子供たちが集まっています」
福岡市東区のアイランドシティにできた子供たちの長い列。
その視線の先にあったのは熱気球です。
熱した空気を袋の中に送り込み、比重を軽くすることで浮かび上がる熱気球。
例年、佐賀では世界的な競技大会が開かれるなど人気の乗り物です。
◆訪れた子供
「気球に乗りにきました」
「気球を見に来ました」
会場に集まった子供たちはなんと120人!
熱気球に実際に乗れるとあって、プロ選手によるデモンストレーションを見る子供たちの目は光輝いていました。
第1陣で熱気球に乗り込んだ子供たちは6人です。
◆保護者
「乗るの楽しみ?」
◆子供
「うん」
ところが…。
◆イベント運営側
「せっかくお待ちいただいたのに申し訳ございません」
熱気球は、風の影響を受けやすい乗り物。
吹き始めた強い風で、体験会が中止になってしまったのです。
◆保護者
「最初のときの笑顔が…」
落胆を隠さない子供たち。
しかし、こうしたこともあろうかと運営側も次の手を用意していました。
準備していたのは熱気球のバーナー体験。
暖かい空気が浮力となって宙に浮くという仕組みを実際に体験できるとあって、子供たちには笑顔が戻りました。
◆やずやバルーンチーム 藤田雄大 選手
「炎の迫力とか大きい気球が揺れたりとか、普段見ることが出来ないと思うので、子供たちも熱気球を知って、自分も気球を飛ばしてみたいなと思ってくれたらうれしい」
アクシデントに見舞われたものの、普段はできない体験をした子供たち。
イベントは盛況のまま幕を閉じました。