福井県内の魅力を再発見する「小旅」。今回は奥越と石川県加賀地方にまたがる「赤兎山(あかうさぎやま)」が舞台です。10月末には紅葉のシーズンを迎え、多くの人を魅了しています。2時間の山道で楽しむ紅葉狩りの旅にご案内します。
勝山市、大野市と石川県白山市にまたがる標高1628メートルの「赤兎山」。丸みを帯びた優しい形がウサギのように見えるため名付けられたといわれています。
勝山市街地から国道157号を石川県方面に進むと、途中「赤兎山登山口」と書かれた看板が目に入ります。山道を履いたところに、登山口があります。
今回は、勝山市の北谷町小原集落の登山口から山頂を目指しました。
登山道を進み緑のトンネルを抜けると、ブナの原生林が登山者を迎え入れます。
やがて、赤や黄色に染まった木々が目立ちはじめ、登り始めて約1時間―
小原峠に到着です。
赤兎山には、ここから南に足を進めます。
木漏れ日が差し込む山道をさらに進むこと、約40分。
赤兎山の山頂に到着です。
ここからは、白山や別山を見渡すことができます。
山頂からさらに東に進むと、赤兎平に到着。この時期は木々が色づき、周囲の山々とともに見事な景観を楽しむことができます。
さらに、珍客も…カモシカです。
登山者は―
「ちょうどいい天気に恵まれて。天気よかったので最高です」
「達成感あります。頑張ってよかったです」
登山口から赤兎山山頂までは約1時間40分。
色づく木々に心癒やされながら、山頂からの雄大な景色を求めて登ってみてはいかがでしょうか。
【赤兎山】
▼勝山インターから約1時間のところに登山口。
▼林道の途中にゲートがあり、地域環境保護協力金として500円が必要。
※今シーズンは11月9日にゲートが閉鎖。(以降は、車では登山口付近まで行けない)
登山届の提出やクマ対策をしっかりとした上で、登山を楽しむようにしましょう。