富山県内では11月4日も各地でクマの目撃情報や痕跡の発見が相次いでいる。富山市大野に設置されたAIカメラには、午前3時頃に成獣のクマ1頭が藪の中を歩く姿が記録された。
AIカメラがとらえたクマの姿、住宅街や小学校の近くで


富山市大野に設置されたAIカメラが、午前3時頃に成獣のクマ1頭が藪の中を歩いている姿をとらえた。このカメラが設置されている付近には住宅街や大沢野小学校などがあり、富山市は住民に対して警戒を呼びかけている。

市内各所でクマの痕跡が確認される
富山市では他にも、楡原や山田白井谷地区でクマによるカキの木の枝折れが確認されていて、引き続き厳重な警戒が必要だ。
立山町では檻の設置と河川敷への立入禁止を呼びかけ

立山町では大森地区で発生したクマによる人身被害を受け、今月7日から21日までの期間、常願寺川右岸の河川敷にクマ捕獲用の檻を設置する予定だ。町は住民や観光客に対し、河川敷に絶対に近づかないよう呼びかけている。
立山山麓家族旅行村が今シーズンの営業を中止
クマの出没は県内施設にも影響を与えている。立山山麓家族旅行村は、敷地内でクマの目撃や痕跡が相次いだことから、4日から今シーズンの営業を中止することを決定した。
