春の高校バレー岩手県大会男女の決勝戦が11月3日に行われました。
男子は一関修紅が2年連続の優勝、女子は盛岡誠桜が5連覇を果たしました。
男子決勝戦は、2025年春、バレーの名門・盛岡南と不来方が統合して誕生した南昌みらいと、連覇を狙う一関修紅が対戦しました。
第1セットは序盤、一関修紅が2年生のサウスポーエース・七木田大輔のスパイクで優位に進めますが、終盤、南昌みらいは驚異のジャンプ力を誇る3年生エース・竹花心人にボールを集めます。
それぞれのエースの活躍で23対23。しかし最後は高さで勝る一関修紅が3枚ブロックで封じ込め、第1セットを先取します。
第2セットも奪われ、後がなくなった南昌みらいは第3セット。
中盤、1点を追う場面で流れを呼んだのが背番号4・腰の痛みに苦しみコルセットをしてプレーしている3年生の鶴田彬秀でした。
連続スパイクと連続ブロックで4得点。逆転に成功します。
その直後、追い上げを食らうと今度はリリーフサーバー2年生の石塚陽翔が見せます。
南昌みらいが第3セットを奪い返します。
続く第4セットも終盤まで大接戦になりますが、最後は一関修紅のコンビバレーの柱・三浦舜太が速攻を決めました。
セットカウント3対1で一関修紅が勝ち、2年連続16回目の優勝を果たしました。
一関修紅 吉田史温主将
「もっとレベルアップしてから、1月の春高(全国大会)では全国ベスト8以上を達成できるよう頑張りたい」
一方、統合1年目の南昌みらいは、あと一歩、届きませんでした。
南昌みらい 平賀永清主将
「盛岡南も不来方も関係なく大人数で楽しくバレーができる、そんな仲の良いチームになった。自分たちのやりたいバレーは、最後全部出し切れたので良かった」