交通事故被害者の遺族らがJリーグのルヴァンカップ決勝戦を観戦しました。
犯罪被害者支援の一環として交通事故で家族を失った子供たちなど11家族、あわせて31人が国立競技場で行われたJリーグのルヴァンカップ決勝戦に招待されました。
試合前には、実際に選手が座るベンチに腰を掛けたり、ゴールポストと記念撮影をするなどピッチの見学を行いました。
夫を交通事故で亡くし娘とともに観戦した女性は「家族連れがたくさん来る場所っていうのはやっぱり行きづらくなってしまったんですけど、普段できない経験とか体験を娘にさせてあげられたのは、とてもありがたかったです」と話しました。
警視庁の金子浩丈支援官は、2025年11月1日から12月1日までの啓発月間などを通じ、被害者の置かれた立場の理解を深め小さなことからでも手を差し伸べるなどの継続した支援の重要性を訴えました。
2015年から始まった犯罪被害者支援のイベントにはこれまで397家族、合わせて1067人が参加していて、そのうちの476人が遺児だということです。