11月1日から始まる3連休。
初日の1日(土)は数年に一度レベルの爆弾低気圧が北海道に接近し、全道的に大荒れの天気となる見込みです。
紅葉を楽しめるのは、2日(日)の午前中のみとなりそうです。
1日(土)に接近する低気圧は急速に発達して、968ヘクトパスカルまで気圧が下がる見込みです。
これは台風並みの勢力で、北海道では数年に一度しか発生しない規模の低気圧です。
全道で風速30メートルから40メートルの暴風が予想され、十勝地方を中心に約150ミリの大雨が降る恐れがあります。
特に釧路・根室地方では高潮への厳重な警戒が必要です。
2017年10月に台風から変わった低気圧が接近した際、全道で非常に強い風が吹いて、雨が波打つくらいでした。
また、根室市では高潮が発生し、漁港の岸壁を海水が超えました。
更に、峠では雪が降ったのですが、1日(土)が、同じような天気になりそうです。
根室市では高潮に備え、10月31日昼過ぎに防潮堤を閉鎖する対策を取りました。
気象台は、排水溝の落ち葉の掃除や飛びやすいものの固定、停電への備えなど、事前の対策を呼びかけています。
気象庁の「キキクル」や自治体の防災ポータルサイトで、地域ごとの危険度や避難所情報を確認することも重要です。
また、この大荒れの天気を受け、JR北海道は1日(土)の特急おおぞら・特急とかちの始発から16本の全区間運休を決定しました。
函館線でも2本が運休となります。
3連休で紅葉狩りを楽しめるのは2日(日)の朝から昼過ぎまでとなりそうで、その後は再び天気が下り坂となる見込みです。
 
       
         
         
        