水産庁は10月31日、年間の漁獲可能量を大きく上回ったとして、スルメイカ漁に初めて停止命令を出しました。

 その上で、鈴木農水大臣は小型船への漁獲枠振り替えを検討する考えを示しました。

 「国の留保分5700トンについては、漁獲可能量の消化状況を確認したうえで、小型スルメイカ漁業へ振り替えるための調整を進めているところであります」(鈴木憲和農水相)

 鈴木農水大臣は閣議後の会見で、底引き網漁などに余裕があるため小型船の漁獲枠を増やすことも検討するとしました。

 水産庁のスルメイカ漁停止の決定に先立ち、「北海道いか釣漁業協会」は、10月22日から休漁をしています。

 漁獲枠の拡大は早ければ、11月5日の水産庁の審議会で決定される見通しです。

北海道文化放送
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