鶴岡市の加茂水族館は、大規模なリニューアルに向け2026年春まで長期休館に入る。しばらく見納めとなるクラゲを見ようと、休館前に家族連れや観光客でにぎわった。
加茂水族館は、世界有数のクラゲ展示数を誇る「クラゲドリーム館」として、80種・約1万匹のクラゲが展示されている。
世界ではじめて展示された「インテグラルクラゲ」。
直径1センチほどのこの小さなクラゲは、2025年2月に“新種”として登録されたばかりの貴重なクラゲ。
こうしたクラゲの繁殖や生体研究にも取り組んでいる加茂水族館では、2024年1月から「研究施設の拡充」や「展示スペース拡大」のため大規模なリニューアル工事を行っていて、11月1日~2026年3月末まで5カ月間の長期休館に入る。
休館間近となった30日、しばらく見納めとなるクラゲを楽しもうと多くの観光客でにぎわった。
(東根市から)
「私の実家が鶴岡なので、休館になる前に子どもを連れて来たいと思って来た」
(東京から)
「休館前に来ることができてすごく良かったラッキーでした。ずっと来たかったので感動です。クラゲがたくさんいて」
(加茂水族館飼育課・佐藤智佳さん)
「リニューアル後は小さなクラゲもたくさん展示して、細かい所を見られる。大きな水槽を少し増やしたり、クラゲの細かい所を観察できるようになるので見てほしい」
すでに水族館の南側には新棟が完成していて、再開後のクラゲの展示は現在の80種類から100種類に増える。
より快適で魅力あふれる加茂水族館は、2026年4月にリニューアルオープンの予定。
 
       
         
         
        